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糸井渓谷へは北近畿豊岡道や播但ハイウェイの和田山インターで降り、北上し円山川右岸道路の糸井橋交差点を右折します。豊岡方面からだと左折になります。
国道9号線の場合は、宮田の三叉交差点から糸井橋を経て直進します。
これは県道の10号線ですが、和田で左折して山に登っていき、朝日を経由して出石へ行くことができます。
糸井渓谷へは道なりに直進します。下の地図にある糸井の大かつら付近までは車で行くことが出来ます。
渓谷といっても、観光やハイキングに訪れる人も少なく、最近は地元の子供たちも「山登りや山遊び」をしなくなったようです。
糸井川上流部の清流には、数は少ないようですがアマゴ(ヤマメ)が生息しています。
見所は、とての三滝(がっかり?)と不動の滝、国の天然記念物に指定されている「糸井の大かつら」です。大かつらの樹齢2000年といわれる主幹は朽ち果てていますが、その周りから孫生(ひこばえ)が林立しています。孫生(ひこばえ)といっても大木ですよ。
もちろん、床ノ尾山系の主峰である西床ノ尾山や東床ノ尾山からの360度の眺望は素晴らしく、一見の価値があります。
保水力のある床ノ尾山系に源を発する、多くの小河川によって存立している北近畿の集落を眼下に見ることが出来ます。
天気がよければ、日本三景の天の橋立も見えます。
季節は紅葉の秋が最高だと思います。
健脚の方には、西床ノ尾山から東床ノ尾山を経て鉄鈷山(かなとこやま)へ回るコースもお勧めです。
新緑の頃、「蝶の牧場」を故郷とするギフチョウが、尾根筋を飛び交う姿を早く見たいものです。
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左:不動の滝 登山道の直ぐ右手にあります。
その右手に不動明王の小さな社があります。
道にはガードレールがあり、車からだと見逃してしまいそうです。
ハイキングには、春・秋が良いと思いますが、初夏の緑も捨てがたいものです。
登山には向きませんが、冬の雪景色も素晴らしいですよ。 |
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下:糸井渓谷拡大図
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糸井の地名は、養蚕に深く係わる地名と思われます。
大陸からの渡来文化である養蚕が盛んだった土地には、「糸井」の地名が見られるようです。
糸を紡ぐには、きれいな井(水)が必要だったのでしょう。
この地には、応神天皇の母と云われている神功皇后にまつわる伝説も残されています。
山の間道(現在は県道10号線)を辿って出石に出ると、朝鮮半島から渡来し但馬を開拓したとされる、天日槍命(アメノヒボコノミコト)を祭る、出石神社があります。
神功皇后は天日槍命の子孫とされています。
神功皇后といえばセットで出て来る名前が、武内宿禰(たけのうちのすくね)です。 糸井の最奥の集落名が「竹ノ内」というのも、伝説と無関係と思えないような気がします。
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地名表記について
床ノ尾、床の尾、床尾などの表記が見られますが、地元では「ノ,の」を入れることが多いようです。特に理由はありませんが、ここでは「床ノ尾」を使用しています。
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もっと写真などがあればと思いますが、山登りのお好きな方々が糸井(床ノ尾)三山のレポート等を配信されています。
今回の紹介は、ここまでに致します。
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